一長一短

2交代制か3交代制か…どっちを選ぶ?

看護師として働くとき、2交代制と3交代制どっちが向いてる?

看護師の勤務形態には2交代制と3交代制があります。2交代制は日勤と長めの夜勤、3交代制は日勤、準夜勤、深夜勤に分けられています。

この勤務形態は病院ごとに違っていたり、また同じ病院でも病棟によって違っています。自分の働く病院ではどちらの勤務形態なのか、また自分に合ってるのはどちらの勤務形態であるか考えておくことは大切です。

睡眠時間が取れないと体調が悪くなりやすい人やあまり睡眠のリズムに影響がない働き方を希望する場合は2交代制の方がおすすめです。2交代制の場合、3交代制よりも夜勤の回数が少なく、また夜勤後に休みもきちんと確保できるので十分休養は取れます。

仕事ももちろんですが休日や自分の時間も確保したい人もこの理由で2交代制の方がいいかもしれません。

収入面を重視する人にも2交代制がおすすめ。夜勤の勤務時間が長いため夜勤手当の額が3交代制よりも多くなります。看護師は収入の1割が手当になり、その中でも夜勤手当が大きな割合を占めているので、夜勤手当が増えると給与の額も上がってきます。

短時間勤務が好き、プレッシャーに弱い、集中力が続かないという人は3交代制の方が向いているかもしれません。2交代制の夜勤が16時間と長いのに対し準夜勤深夜勤は8時間勤務となっています。

救急や急性期に興味がある人は最初は3交代制の勤務から始めた方がいいかもしれません。ただでさえ緊張感の溢れる職場となります。8時間勤務で慣れてから、収入を上げたい場合は2交代の職場へ移動するのが精神的な負担が少ないです。

2交代制と3交代制の違いは?

病棟で働く看護師の勤務体制は2交代制か3交代制のどちらかで行われています。一体どのような違いがあるのか知っていますか?

2交代制は、勤務が日勤と夜勤に分かれています。日勤が朝の8時から17時までの8時間勤務、夜勤が16時半から翌朝の9時までの16時間勤務となっています。

2交代制の特徴はこの長い夜勤です。長くハードな勤務となるので休憩時間も2~3時間と長くなっています。業務が落ち着く深夜に交代で仮眠を取ることが多いです。2交代制の嬉しいところは夜勤明けは休日が2日連続となりますので、実質3日間の休みを夜勤後は取ることができます。ハードな夜勤を終えた後はゆっくり休養を取ることができるということになります。

しかし2交代制の場合、夜勤の回数の平均は月4回と少なめとなっています。

3交代制は日勤、準夜勤、深夜勤の勤務となります。日勤は2交代制とほぼ同じ8時から16時半頃まで、次に準夜勤の人が16時から24時半まで、そして次に深夜勤の人が24時から翌朝の8時半まで勤務します。2交代制の夜勤が3交代制では準夜勤と深夜勤に分かれていることになります。

3交代制の場合の休憩時間は1時間ほどで、こちらも深夜帯の業務の落ち着いている時を見計らってスタッフ間で交代で取るようにします。

2交代制に比べると1回の勤務時間は短いのですが勤務のサイクルが早いため少し慌ただしく、忙しく感じてしまうかもしれません。ひと月の平均夜勤回数も7回となっていて2交代制より多めです。

このように2交代制か3交代制かを選ぶ際には、夜勤の違いが重要となっています。夜勤についても《詳細》にておさらいしましょう。